工業情報化部のサイトが19日伝えたところによると、国務院新聞弁公室は同日午前10時に記者会見を行い、レアアース(希土類)についての白書「中国のレアアースをめぐる情況と政策」を発表するとともに、蘇波副部長が中国のレアアースの情況と政策について説明し、記者からの質問に応えるという。長期的な視点で考えると、レアアース産業の再編がリーディングカンパニーとなる上場企業の育成にとって長期的な好材料になるといえる。「上海商報」が伝えた。
注目に値するのは、この白書発表の前日に、国内レアアース産業の再編が前倒しで行われる兆しをみせたことだ。たとえば湖南省のレアアース産業再編に対する構造が次第にはっきりしてきたという。ある関係者が明かしたところによると、今進められている再編は湖南省経済情報化委員会が中心になって行われているもので、湖南省希土産業集団有限公司を暫定的な名称とする、同省全域のレアアース資源を取り扱うレアアース企業の設立を目指している。新会社は多くの上場企業とも関わりをもつことになるという。