人民元国際化の鍵は為替の安定化 マンデル氏
人民元国際化の鍵は為替の安定化 マンデル氏。 ノーベル経済学賞受賞者であるロバート・マンデル教授が先般、米ドル・ユーロ・人民元間の為替レートの安定が世界経済にとって重要な意味を持つと指摘した…
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発信時間： 2012-06-25 10:09:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
マンデル氏はこれを踏まえ、安定した為替体系を確立することを提唱している。同氏はまず、ユーロとドルの比率は1ユーロ＝1.3ドルが好ましいとする。この比率が1.25まで上昇すると、アメリカの連邦準備制度がユーロを買うことでドルを1.3前後に抑え、1.4ドルまで下落した時はヨーロッパの中央銀行がドルを買うというものである。このようにして世界中の通貨を一定の為替レートに固定することができる。世界全体のGDPのうち25％をアメリカが、20％をヨーロッパ、10％を中国が占めており、この三つで55％にのぼることを考えれば、米ドル・ユーロ・人民元間の為替レートを固定化して安定的な「同一通貨区域」を作ることの意義は大きい。
「世界通貨区域」を作るとというのは、イコール通貨の多様化の否定ではない。世界通貨体系における為替レートの相対的な安定化は、世界経済に深遠な意義がある。
「中国証券報」より 2012年6月25日
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