サーブ買収の中日企業連合 本当にラッキーなのか

サーブ買収の中日企業連合 本当にラッキーなのか。

タグ: 中日企業連合 サーブ 電気自動車 中国自動車市場

発信時間: 2012-06-21 11:04:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1年以上にわたって続いたサーブ買収劇が収束した。苦戦を強いられてきたものの、中日企業連合が最終的な勝者となった。企業連合体であるナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)は、サーブに対し15億~18億スウェーデン・クローナ(約2.1億~2.5億ドル)が支払われる見込みである。

中日企業連合が買収するまでの過程は極めてドラマチックだった。買収が確定する数日前まで、最終的な勝利者は浙江青年汽車集団(以下、青年汽車)だというのが、業界筋の見方だったからである。青年汽車はライバルを超える4億ドルを提示していた。

サーブ買収に成功したからといって、中日企業連合が喜ぶのはまだ早い。企業連合の組織を見ると、自動車生産や販売の経験がまったくなく、サーブを救えるかどうかは今後の動きを見なければ分からない。それ以外にも、電気自動車(EV)の開発をメインとしながら中国市場に注力するというのがサーブの復興計画だが、それに対し懐疑的な見方をする関係者も少なくないのである。

中日企業連合の計画によれば、中国、日本、スウェーデン3国で力を合わせてサーブを立て直し、2車種のEVを開発する予定だ。1つはサーブ9-3を基礎としたもの。もう1つは日本の先端技術を加えた、全くのオリジナルである。そのうち1つは早くて2013~2014年に売り出される予定だ。中国市場がメインターゲットとなるだろう。

 

 

1   2    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。