中国が初めて自主設計、自主開発した有人潜水艇「蛟竜」が24日水深7000メートルの潜水に成功した
数年前、聯想集団(レノボ)はIBMのパソコン事業を買収したが、買収後は苦しい時期が長く続き、「1+1>2」の相乗効果を生み出せなかった。それどころか、IBMの人材と顧客を一部失い、パソコン市場でのシェアと順位を落とし、ここ数年になってようやく安定し回復することができた。その原因は、多くの顧客が聯想を単なる発展途上国の会社だと見ていたためである。
当初、聯想とIBMのパソコン事業の規模を比べるとそれほど大きな優位性はなく、ノートパソコン「Thinkpad」を購入する個人顧客がエンジニアや法人顧客という性質を備えていなかったと言うのであれば、建設機械のような購入者が法人顧客やエンジニアだけの業種において、国家イメージが顧客の選択に及ぼす影響はもっと大きい。
今年1月末、三一重工はドイツの機械大手プツマイスターを3億超ユーロで買収すると発表した。規模で言えば、三一重工はプツマイスターより遥かに大きく、多くの商品が世界一を獲得している。ところが買収の情報が伝わると、プツマイスターの顧客からはプツマイスターのドイツの品質を信頼しており、発展途上国の企業に買収されたあとの質が保証されないことを懸念する声が上がった。