したがって、「中国製」という無形資産を築き上げるには、中国の国家イメージを「システム工学を有し、文化や科学技術などの多くの分野に広がっている」というイメージに変える必要がある。北京オリンピックとアジア競技大会の成功、月探査衛星「嫦娥」と有人宇宙船「神舟」および宇宙ステーション実験機「天宮1号」の打ち上げ成功などは、中国の科学技術の進歩と強大な組織力を国内外に示し、普通の感情を持つ中国人であれば誰もが誇りに思う出来事である。
中国の企業、政府の関係部門がこのようなチャンスを十分に生かせば、多くの外国の消費者は中国が先進技術を持つ国であり、羨望するに値する国だと思うようになり、中国製と中国ブランドを見る目も良い方向に変わっていくだろう。19世紀にイギリス人から模造劣悪製品と見られていた「ドイツ製」は、今では「高品質」に発展している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月25日