さらに、最近の金利引き下げ、インフラ投資プロジェクト承認の加速等の「安定的経済成長」に向けた政策・措置による効果が現れ始めた。中国物流購買連合会のデータによると、6月の鉄道・船舶・航空・宇宙関連の輸送設備製造業の成長が著しく、同業種のPMIが56.2%と前月を11.6ポイント上回った。また金利引き下げなどの政策実施により、6月より大都市の不動産市場の回復傾向が顕著で、不動産価格、取引件数と投資が今後安定的に推移していけば、経済を下支えすることができる。
上述の内容から、当面景気減速要因が解消されつつあり、中国経済は第3四半期に回復軌道に乗る可能性が大きくなっている。
「中国証券報」より 2012年7月2日