中国国家統計局は来週、6月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)を発表する。アナリストは、食品価格の上昇傾向とタイムラブ要因が弱まっていることにより両指数はいずれも低下すると見ており、6月のCPIの前年同期比上昇率は2.5%以下まで低下し、年内最低水準を記録する可能性があると見ている。2日付中国証券報が伝えた。
申銀万国証券の李慧勇チーフマクロエコノミストは、6月のCPI上昇率は前月を0.7ポイント下回る2.3%となり、うち食品価格は4.7%上昇、非食品価格は1.3%上昇すると見ている。経済成長の減速が影響し、6月のPPIは前年同期比1.7%低下、下げ幅は先月より0.3ポイント拡大すると予測している。