中信証券が発表した研究報告は、CPI上昇率は6月から3%以内に維持するとの見方を示している。現在、国際市場の大口商品の価格下落により、輸入インフレが緩和しており、国内の食品価格も下落傾向を辿っている。また、公共財の価格引き上げの影響にも限界がある。これらの要素がインフレ水準の低下をもたらす。
海通証券は一方で、野菜など季節的食材の供給が最盛期を迎え、6月の食品価格の前期比下げ幅は5月より拡大し、衣類などの価格も下落すると見られるため、6月のCPIは前月比で0.4%低下、前年同期比で2.3%上昇となり、PPIは前年同期比で2.0%低下となると予測している。
「中国証券報」より 2012年7月2日