中国国家統計局が6月29日に発表したデータによると、1-5月、一定規模以上の工業企業(国有企業または年間売上高が500万元以上の非国有企業)の利益は1兆8434億元にとどまり、前年同期比2.4%減となった。工業企業の利益は、4カ月連続でマイナス成長となっている。新京報が伝えた。
データによると、5月の利益は前年同月比5.3%減の3909億元となり、下げ幅が4月より3.1ポイント上昇した。
国泰君安証券の呂春傑アナリストは、「5月の収入の増加率は、これまで通りの水準をキープした。利益の減少は、主に純利益率の低下によるものだ。政策金利の引き下げを受け、企業の資金繰りが改善されるだろう。総合的に見て、6月の利益もマイナス成長となるが、底打ちは近い」と分析した。
「人民網日本語版」2012年7月2日