日本のトヨタ自動車の豊田章男社長とドイツのBMWのノベルト・ライトホーファー会長は先月29日、ドイツ・ミュンヘンにあるBMWグループ本社で会見し、昨年12月に合意した提携を土台とし、計画に基づいて提携範囲をさらに拡大することを明らかにした。双方は今後、4つの分野で提携を進めていくという。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
双方が調印した了解覚書によると、双方がこれから長期にわたって戦略的提携を進める分野は、▽燃料電池システムの共同開発▽未来のスポーツカーの本体・部品の共同開発▽エンジンシステムの電動化に向けた協力▽軽量化をめぐる科学技術の共同開発、の4つだ。
双方は昨年末に提携を発表した後、今年3月から次世代リチウムイオン電池技術の共同開発を始めることを明らかにしている。また双方が調印したエンジンの供給合意に基づき、BMWはトヨタモーターヨーロッパが2014年以降に欧州市場で販売するトヨタ車向けに、1.6リットルクラスおよび2.0リットルクラスのディーゼルエンジンを提供することになっている。
「人民網日本語版」2012年7月5日