オーストラリアの「シドニー・モーニング・ヘラルド」の公式サイトは7月8日、中国人の貯蓄習慣に関する記事を掲載した。環球時報が伝えた。
政府の大規模な投資と、世界的な輸出大国であることに後押しされ、中国は30数年間に渡り、経済成長率で天文学的な数値を記録してきた。しかし政府は中国人消費者による発展の推進に期待しており、このような好況に終わりが告げられようとしている。中国人は世界で最もケチな消費者だ。2010年、家庭の消費が中国経済全体に占めた比率は35%のみにとどまり、米国の71%、欧州の57%を大きく下回った。中国人は貯蓄を好み、2010年の中国の家計貯蓄率は38%に達し、米国の3.9%、日本の2.8%を大きく上回った。
中国の若者は消費を好み、貯蓄を減らし、前の世代と比べてクレジットカードをよく利用するようになったとは言え、これまでの習慣を依然として受け継いでいる。これらの習慣の変化は、次の世代を待たなければならないかもしれない。