◆安定成長に向かう中国経済、エコノミストは中長期の中国経済に期待
ブルームバーグの7月4日の報道によると、調査会社のCBBインターナショナル(本社はニューヨーク)が連邦準備制度の「ベージュブック」に類似する方法で調査を行った結果、中国の小売業と製造業が回復し、不動産成約件数が増加する中、労働者が依然として不足していることが明らかとなった。同調査会社は報告書の中で、「欧州債務危機は中国の輸出に依然影響を及ぼしているが、中国が2008年以来最も深刻な経済情勢に対応するため講じた措置が、すでに効果を見せている」とまとめた。
同調査会社のリーラン・ミラー社長は、「当社の調査により導き出された結論は、人々の中国経済に対する悲観的な見方と大きく異なった」とした。同氏はまた、中国が公表している経済データは、外部の調査会社により反映されるマクロ経済状況から、1-3カ月遅れていると分析する。つまり、中国の公式データは今夏の中頃もしくは終わり頃に、回復を見せることになる。
今年の中国経済の成長率が仮に8%にとどまったとしても、世界の主要経済国の中では極めて高い数値だ。また8%という成長率は、今年の「両会」(人民代表大会と政治協商会議)が設定した7.5%の目標を上回っている。
多くのエコノミストは長期的に見て、中国経済の先行きを楽観視している。汪氏は、「中国の中長期の経済先行きに期待を寄せている。中国経済には発展の余地が残されている」と語った。
「人民網日本語版」2012年7月11日