米大手航空機メーカーのホーカー・ビーチクラフトが11日に明らかにしたところによると、同社は経営破綻を受け中国企業への身売りを希望しており、すでに戦略的合併に関する合意書を締結した。17億9000万ドルで同社の買収に名乗りを上げた北京卓越航空は、中国では目立たない民間企業だ。京華時報が伝えた。
◆北京卓越航空、17億9000万ドルで買収
ホーカーから11日に提供された情報によると、同社は年初に債務危機に陥り、6月に米国政府に対して破産法の適用を申請した。同社は経営を継続するため、身売り先を探していた。
米国現地時間7月9日、ホーカーは北京卓越航空との戦略的合併に関する合意内容の履行開始を宣言した。合意内容に基づき、北京卓越航空は17億9000万ドルでホーカーを買収し、6週間以内に支払いを完了する。だたし防衛事業に関しては、合意内容に含まれず、北京卓越航空が株主となることはない。
ホーカーの北アジア地域市場総監、広報部総監の王競氏は、「北京卓越航空は排他的交渉期間(45日間)に最終的な協議を進め、同時に確認作業を実施する。双方は排他的交渉期間内に最終的な合意に至る予定だ」と語った。