中国国務院新聞弁公室は7月25日、2012年上半期中国工業・通信業の発展状況に関する記者発表会を行った。外需が著しく縮小している中、上半期の一定規模以上工業企業の増加額(付加価値額)は前年同期に比べ10.5%の伸び率を達成した。26日付中国証券報が伝えた。
上半期、一定規模以上工業企業の輸出納品額は前年同期比で7.1%増に止まり、伸び率は前年同じ時期より12ポイント縮小した。輸出の減少は工業企業増加額の伸び鈍化への影響は大きかった。
中国工業情報化部(工信部)の報道官である朱宏任チーフエンジニアは「国内の需要の潜在力は巨大であり、企業のリスク対応能力も徐々に高まっている。そして、下半期は国の安定的経済成長の維持に向けた政策の効果が現れ始めることに伴い、工業経済はより安定した回復が見込まれる」との見方を示した。
「中国証券報」より 2012年7月26日