四、新エネルギー車が急成長?
可能性:★★
国務院が先日公布した「省エネルギーと新エネルギー自動車産業の発展計画(2012~2020年)」には、2015年までにEVとプラグイン・ハイブリッド車の累計販売数が50万台に達すると明記されている。目標は壮大だが、実現は困難だ。中国自動車協会による不完全な統計によると、上半期に全自動車メーカーが販売した新エネルギー車は3525台で、ガソリン代替燃料車は2.17万台だった。50万台の1割にも達していない状況である。
評価:ガソリン価格が下落しており、設備や技術がいまだ未成熟な中国市場において、新エネルギー車に対する高い期待は禁物である。これまでの歴史が証明しているように、行政が大きく参与するような業界は、しばしば期待外れの結果となる。新エネルギー車が発展するまでの道のりは遠い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月27日