中国電力企業聯合会(中電聯)は31日、下半期の電力需給状況に関する報告を発表した。報告で、中電聯は下半期の中国の電力使用量は前年同期比6―8%増、2012年通年では6―7%増になるとし、年初の約9.5%の電力使用量伸び率予想を下方修正した。8月1日付中国証券報が伝えた。
電力使用量伸び率予想を下方修正した原因について、中電聯は上半期の景気減速ペースが年初の予想をはるかに上回ったことで、電力需要が大幅に縮小したことが響いたと指摘した。
電力使用量伸び率の鈍化の中国火力発電企業への影響がより深刻である。電力需要の減少及び水力発電所発電量の大幅増加で、4月以来火力発電企業の発電量はマイナス成長を続けており、火力発電設備の利用時間数の低下も顕著となっている。
「中国証券報」より 2012年8月1日