中国自動車工業協会市場貿易委員会が先週開催した設立総会において、中国自動車工業協会の師建華副秘書長は、2012年通年の自動車市場の発展について、「通年の自動車販売台数は約2000万台に、増加率は約8%に達する」と予想した。
先ほど発表された上半期の自動車販売台数の統計データでは、乗用車の生産台数が前年同期比7.87%増の759万9300台、販売台数が7.58%増の761万3500台と、高い増加率を維持した。このうちSUV(スポーツ用多目的車)が好調で、生産台数が34.56%増、販売台数が32%増に達した。商用車は冷え込みが続き、生産台数が8.5%減の192万9900台、販売台数が10.4%減の198万4600台にとどまった。
師副秘書長は、「経済環境・政策環境・消費環境の影響を受けなければ、下半期のセダン販売台数も安定成長の軌道に乗るだろう。2012年のセダン販売台数は約1118万台となり、増加率が10.5%に達する」と予想した。このうちSUVは旺盛な需要をキープし、販売台数が引き続き大幅増をを実現する。2012年のSUVの販売台数は約207万台となり、増加率が30%に達する。上半期のSUVの販売台数は13万9400台で、増加率が30%を上回る32%に達していた。このうち6月のSUV販売台数は、前年同月比52.4%増となった。人気車種は、「ティグアン」、「哈弗シリーズ」、「CR-V」、「キャシュカイ」(日本名:デュアリス)、「RAV4」、「瑞虎」、「比亜迪S6」、「アウディQ5」、「北京現代IX35」、「ハイランダー」となった。