新疆ウイグル族自治区の投資額6000億元超の石炭由来代替天然ガス(SNG)生産基地が近く操業を開始することが大々的に伝えられた。
また別の情報によると、中国石油化工集団公司(シノペック)による新疆・広東・浙江と新疆―山東SNG輸送パイプラインプロジェクトが、国家発展改革委員会に承認される見通しだという。
新疆・広東・浙江輸送パイプラインプロジェクトの投資額は1590億元、新疆―山東輸送パイプラインプロジェクトは860億元で、年間輸送量はいずれも300億立方メートルを見込んでいる。輸送量40億立方メートルのプロジェクトの投資額を約250億元として計算した場合、輸送量6200億立方メートルの同プロジェクトの投資額は3750億元に上り、それに2本のパイプラインの費用2450億元を加えれば、総投資額は6000億元を超える。2本のパイプラインは、新疆の各大手エネルギー会社のSNG輸送の大動脈になると見られる。