中国自動車工業協会が発表した2012年上半期の自動車販売データによると、かつて中国自主ブランドの「サラブレッド」と言われていた比亜迪(BYD)自動車は、上半期の販売台数トップ10からはじき出されてしまった。
「2010年になるまで、比亜迪(BYD)自動車の販売台数は5年近く連続して100%の成長率を保っていた。それによって、品質に対する重視がおろそかになってしまった」と比亜迪(BYD)自動車股フェン有限公司の王傳福CEOは、メディアの取材に答えている。また王CEOは「比亜迪(BYD)が犯してしまったミスは主に三つある。ネットワークの問題、企業とメディアの関係、そして最も重要なのが品質の問題である」と述べている。
2009年から、比亜迪(BYD)の業績はずっと下り調子だった。2009―2011年の比亜迪(BYD)の純利益はそれぞれ37億9400万元、25億2300万元、13億8500万元で、2010年と11年の純利益は前年同期に比べ、それぞれ33.48%減、45.13%減だった。