中国証券監督管理委員会(証監会)の責任者は7月31日、現在の中国株式市場では、工商銀行、中国銀行を含め、多くの銘柄の株価純資産倍率(PBR)が1倍近くとなっており、そのうえ配当利回りも高く、一部銘柄については配当利回りが預金金利を上回っていると述べ、中国株には大きな投資価値があるとの見方を示した。8月1日付中国証券報が伝えた。
7月31日現在、工商銀行の株価収益率(PER)は6.29倍、株価純資産倍率は1.28倍。中国銀行のPERは6.14倍、PBRは1倍。中国株式市場を見渡すと、PBRが1倍近くあるいは1倍を下回っている銘柄は非常に多い。
上述の証監会責任者はまた、証監会は資金面で余裕のある上場企業による自社株買いを奨励するとした。
「中国証券報」より 2012年8月1日