トヨタ自動車はこのほど、スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」とハイブリッド車「レクサスHS250h」はサスペンションに不具合があるとして、米国市場で計77万8千台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。「第一財経日報」が伝えた。
トヨタ中国法人は現在、国家質量監督検験検疫総局(質検総局)と連絡を取っており、中国の両車種のオーナーの使用状況に注意しているとするが、中国でのリコールの日程は明らかにしていない。
レクサスは中国で販売されていないが、RAV4は約20万台を販売している。
一汽トヨタの関係者は今回のリコールについて次のように述べた。RAV4は2009年4月に中国での生産をスタートし、それ以降市場に出回っているのはほぼすべて国産車だ。米国工場で発生した問題が中国工場で発生することはない。
2006年から09年4月にRAV4の輸入車を購入した中国の消費者について、トヨタ中国法人の関係者は、こうした輸入車の使用状況に注意しているが、これまで消費者から苦情は寄せられていない。現在、関連部門と連絡を取っているところで、リコールするかどうかの時間表はまだないと述べた。