報道によると、トヨタは米国でRAV4を76万台、レクサスを1万8千台、計77万8千台を自主的にリコールする。RAV4は06年から11年までのモデルが対象で、レクサスは10年のモデルが対象だという。
トヨタは対象車種の故障を確認し、現在、ソリューションを制定中だ。サスペンションの不具合とは、リアホイールアライメントの中で、サスペンションのボルトが正確な操作プロセスに基づいて締められておらず、サスペンションのねじ山が摩耗して、サスペンションが外れるおそれがあることをいう。
報道で紹介されたトヨタの報告によると、この不具合によりこれまで9件の衝突事故が起きており、3人が軽傷を負ったという。
米国運輸省道路交通安全管理局は今年6月、複数のオーナーから報告を寄せられたことを受けて、この不具合について調査を開始した。オーナーの1人は運転中にサスペンションが外れる故障があったことを報告し、4人は同局へ、サスペンションの問題により、車をコントロールできなくなる時があると報告した。
RAV4のリコールは今回が初めてではなく、昨年4月にもリコールが行われている。トヨタは北米市場でRAV4とSUV「ハイランダー」計30万8千台をリコールしており、原因はエアバッグのセンサーに不具合があり、エアバッグが急に作動する可能性があることだった。2年前には一汽トヨタが09年3月19日から10年1月25日の間に生産された7万5552台のRAV4をリコールし、原因はアクセルペダルに不具合があることだった。
(人民網日本語版) 2012年8月4日