適度な人民元安が通貨政策調整の圧力を軽減

適度な人民元安が通貨政策調整の圧力を軽減。

タグ: 人民元

発信時間: 2012-08-06 15:46:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このような状況下、適度な人民元安と切り下げ予想はベストタイミングであると言える。第一に、適度な人民元安は企業の輸出競争力を引き上げ、輸出の促進に繋がり、通貨政策の圧力を緩和することができる。更に、中央銀行がインフレ期待を管理することにもプラスになる。消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇率が1―3%に保たれている時、投資と消費を促進するのにより有利になるとの見方がある。ここ数カ月、経済成長が鈍化するにつれ、中国がデフレに突入するとの見方が日に日に強まっている。適度な人民元安は輸入価格を引き上げ、デフレ予測の蔓延を抑えうることに効果的である。

そして、もう一点注目したいのは、穏やかな切り下げ予測によって、国際資本が流出するものの、その規模は許容できる範囲内に収まることになると言うことだ。これは外貨購入に伴う自国通貨の放出額からも証明できる。中国の外貨購入に伴う自国通貨の放出額は5月が234億元、6月が491億元で、例年の同じ時期に比べ大幅に縮小している。今後、人民元相場の双方向変動傾向が強まるに伴い、外貨購入に伴う自国通貨の放出も更に安定する。そうなれば、中央銀行の通貨政策調整における自主性、有効性も格段に高まることが予想される。

「中国証券報」より 2012年8月6日

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