中央銀行が8月3日に発表した第2四半期の金融政策執行報告によれば、8月以降のCPI前年同期比上昇率はある程度回復することが見込まれる。そのような状況の中、中央銀行は、次の段階において、引き続き流動性の管理を最適化する必要があると見ている。アナリストは「6月以降、国際市場の農産物価格が大幅に上昇していることが中国に及ぼす影響から見て、今後、金融当局は価格ツールの使用に対してより慎重になる可能性があり、預金準備率の再引き下げなどの量的緩和ツールが穏健な金融政策で重要な役割を果たすことが期待される。下半期初の預金準備率の引き下げへのカウントダウンは既に始まっている可能性があり、年末に向けて、預金準備率が数回引き下げられることが見込まれる」との見方を示している。
「中国証券報」より 2012年8月7日