--外貨準備高は今後、どのような問題を解決するべきか?
譚院長:発展に対する考え方、そして発展戦略の問題を解決しなければならない。外貨準備高の減少と比べ、実体経済には特別大きな変化は生じない。実際には人々の抱く懸念が、外貨準備高の減少を招いているのだ。人民元の対米ドルレートには大きな変化が生じており、中国の外貨準備高に占める米ドルの比率が高い。
他にも、中国市場の心理とも関連している。中国経済の成長減速により、中国人は懸念を深め、自信を失っている。これに金融業の高度発展が加わり、中国人の関心は投資・投機・利ザヤ稼ぎに向けられており、商工業に対して消極的だ。そのため外貨準備高の変化は、自らの創造力、商工業の発展、実体経済の積極性にかかっている。
「人民網日本語版」2012年8月10日