円高・電力不足・市場飽和で、日本企業の海外移転が加速

円高・電力不足・市場飽和で、日本企業の海外移転が加速。

タグ: 日本企業

発信時間: 2012-08-13 16:05:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本企業の海外移転の最も重要な原因は、新興国の巨大な市場だ。人口が減少に向かい、市場がすでに飽和化している日本と比べ、新興国の経済は発展を続けている。これらの国家では中流階級が育ち、消費能力が向上しており、高い潜在力を秘めている。トヨタの広報担当者は、「日本企業による海外生産能力の拡大には、円高や電力不足等の原因があるが、新興国の魅力的な市場が根本的な理由だ」と指摘した。

日本企業の海外移転に対しては、さまざまな見方がある。東京大学の伊藤元重教授は、「かつて日本の経済発展を支えた自動車・電気製品企業の海外移転は良い事だ。企業のグローバル経営展開を促し、国際競争力を高めることができる。またこれらの産業が海外移転すれば、日本国内で新たな支柱産業が形成され、日本産業のグレードアップを促すだろう。日本は戦後、同様の産業のグレードアップを経験した」と述べた。しかしエコノミスト誌は、「日本の製造業の海外移転は、サービス業の衰退を招く。日本はエネルギー問題を解決し、先進的な技術により新たな分野を開拓する必要がある」と警鐘を鳴らした。

「人民網日本語版」2012年8月13日

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