◆暫定弁法が9月に正式発表か
『暫定弁法』は9月に正式に発表される可能性が高いというのが、市場の概ねの予測である。これに合わせて計算すると、『暫定弁法』が発表されたすぐ後に、具体的な実施案を提出しても、監督・管理層の許可を得て、取締役会及び株主総会で承認を取り付けるのになお時間がかかり、実施開始は早くとも年末近くになるだろう。市場関係者は「目下、流通市場における証券会社の株価は既に過去最低水準にあり、従業員持株計画の推進に有利な時期である」と考えている。中信証券が計画している案は『暫定弁法(意見募集稿)』を参照し、従業員の流通市場からの株式購入支援を予定しているが、アナリストは「海外の投資銀行は一般的には、現金・株式・オプション取引を組み合わせて活用しており、国内での証券会社従業員持株奨励制度が成熟していく過程で、このような方法も参考にすべきである」との見解を示している。