■本物の才能と学識を持つことが最も重要
留学経験者は外国語能力に優れ、国際的な視野を持つ。独立性や変化への適応力、寛容性も国内人材より優れる。留学経験者は就職において一定の強みを持つが、やはり本物の才能と学識を持っていることが前提条件だ。
「同等の能力を持つ場合、留学経験者はやはり就職の際に評価が高い。だが海外留学は1つの経歴に過ぎない。企業は仕事に堪える能力を備えているかどうか、企業のためにより大きな価値を創出できるかどうかをより重視する」。陳氏は「留学経験者は就職の際、職場や企業の状況を理解しなければならない。短期的な収益だけに注目するのではなく、その仕事が長期的な発展の潜在性を備えるかどうかをより重視すべきだ。最も重要なのは、自らの適応力と仕事に堪える能力を高めることだ」と指摘する。
李氏も留学時に真剣に、着実に自らの能力と素養を高めるべきだと指摘する。「グローバル化の観点に立つと、留学を選択する学生が増えるのは良いことだ。外国に出て、世界に目を向けることができる。だが留学には大変な努力が必要だということを認識する必要がある。帰国後はなおさらに、自らの学んだことについて冷静な認識を持つべきだ。本物の才能と学識を持ちさえすれば、金は必ず輝きを放つものだ」。
「人民網日本語版」2012年8月28日