中国エネルギー研究会は9月1日、北京で「2012中国エネルギー発展報告」を発表した。中国および米国の発表した統計データによると、中国のエネルギー消費量は常に米国を下回り続けており、現在も2位にとどまっている。京華時報が伝えた。
世界各国の各統計機関は近年、異なる統計方法により異なる結論を導き出している。このうち国際エネルギー機関(IEA)の統計データによると、中国は2009年に米国を抜き、世界一のエネルギー消費国となった。イギリスの石油会社・BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)の統計データによると、中国は2010年に米国を抜き、世界一のエネルギー消費国となった。しかし「2012中国エネルギー発展報告」は、「中国および米国の発表した統計データによると、中国のエネルギー消費量は常に米国を下回り続けており、現在も2位にとどまっている」とまとめた。
同報告によると、2011年の中国のエネルギー消費量は標準石炭換算で34億7800万トン分に達し、前年比7%増となった。米国が2010年の水準(35億2800万トン分)を維持していたとしても、中国は米国を下回る計算だ。