同報告によると、中国の1人当たりエネルギー消費量は2.59トン標準炭で、世界平均水準に達したに過ぎない。中国のエネルギー消費量は、世界の一次エネルギー消費量の20%を占めるが、中国の人口は世界の20%弱を占めている。ゆえに中国の1人当たりエネルギー消費量は、米国、日本、韓国等の各国を下回る。
中国の石油の対外依存度が56.6%に上昇したことが注目を集めているが、全体的に見れば、中国のエネルギー自給率は90.5%に達しており、2010年から0.86ポイントしか減少していない。これは中国のエネルギー消費が、主に石炭を中心としているためだ。中国は石炭生産の大国でもある。
同報告の編集委員会の顧問は中国国務院の曾培炎元副首相で、中国国家電力管理監督委員会の柴松岳元主席が主任に、中国国家発展改革委員会エネルギー研究所の周大地元所長が副主任に就任している。同委員会の委員には、中国3大石油会社、5大電力集団等の副総経理以上の役員が含まれる。
「人民網日本語版」2012年9月3日