米国債が16兆ドルを上回った日時について、エコノミストの意見が分かれている。金曜日という説もあれば、火曜日という説もある。しかし米政府がこの驚異的な数値を突きつけられており、しかもその数値が日増しに増加していることを疑う者はいない。
米国債のうち、約5兆ドルの債券は全国社会保障信託基金および連邦年金制度に属しており、残り約11兆ドルの債券は国内外の投資家および米連邦準備理事会が保有している。
米財務省のデータによると、中国は過去1年間で米国債の保有額を減らしている。2011年6月の時点では1兆3100億ドルの国債を保有していたが、今年6月には1兆1600億ドルに減額した。日本の米国債の保有額も、中国と同水準に達する。このほか、ブラジル、ロシア、スイス、英国等も米国債を保有している。
また個人投資家が保有する米国債も1兆ドル弱に達する。ミューチュアル・ファンド、保険会社、米国の各州および地方政府もまた、2兆ドル弱の米国債を保有している。