中国は今後も米国の赤字を支える代表国となると予想されており、その米国債の保有額が米国を上回ると誤解されがちだ。
オバマ大統領は2008年の大統領選において、ブッシュ元大統領を「我々の子孫の名義で中国の銀行のクレジットカードを入手し、過去42人の歴代大統領が発行した5兆ドルの国債を一挙に9兆ドルに増やした」と批判した。しかし、現状を見る限り、オバマ大統領の「戦績」はブッシュ元大統領に負けず劣らず、むしろそれを上回るほどだ。2009年1月20日、米国債総発行額は10兆6000億ドルに達した。オバマ大統領の就任後、米国債はさらに5兆4000億ドル増加した。これはブッシュ元大統領の任期中の増加分をさらに上回る数値である。
現在、オバマ大統領のライバルであるロムニー候補もまた、この点について批判を展開している。
「人民網日本語版」2012年9月6日