シャープ、資本提携だけで危機乗り越えられる?

シャープ、資本提携だけで危機乗り越えられる?。

タグ: シャープ危機

発信時間: 2012-09-07 15:08:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シャープの危機による影響は大きい。日本の製造業は、多くの中小企業が一つの大企業に付随する構造になっている。これらの中小企業は、大企業に対して独特な製造技術を持つ部品を提供し、経営を続けている。シャープの危機は、同社の取引先である中小企業の生存を脅かすことにつながる。調査データによると、シャープと直接取引を行う日本国内の企業は2031社に達し、従業員数は計54万人以上に達している。シャープが生産を縮小すれば、取引先は仕事を失い、従業員の生活に深刻な影響が生じる。

危機を乗り切るため、シャープは銀行融資の獲得に乗り出すと同時に、鴻海との交渉に望みをかけている。両社は今年3月に合意に達し、シャープが鴻海の子会社(4社)に株譲渡を行い、鴻海はシャープの10%の株式を取得することになった。当時のシャープ株の市場価格は590円であったが、現在は約180円まで暴落している。シャープが今回、譲渡する株式の価格をどこまで下げるかが問題となっている。それと同時に、シャープは中国とメキシコの工場を鴻海に売却する計画を立てている。鴻海は出資に応じる構えを見せているが、交換条件として経営権を求めている。シャープはこの点で、譲歩を迫られた形だ。シャープは鴻海からの援助を受けるため、最終的に譲歩する可能性もある。しかし技術優勢を失ったシャープがいかにして再起を図るのか、資本提携のみで危機を乗り切ることができるのかという、最大の疑問が残されている。

「人民網日本語版」2012年9月7日

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