宗慶後
ブルームバーグ・ニュースによれば、中国の三大飲料メーカーのボスである宗慶後が新たに中国最高の富豪になった。彼の非上場企業である杭州娃哈哈(ワハハ)集団の持ち株はこれまでの予測されていた倍の価格で、純資産額で百度(バイドゥ)創設者の李彦宏を抜いた。
ワハハの80%を占める株式資産が急上昇
ワハハ集団の広報担当者は、9月3日取材を受け、宗慶後は80%を超えるワハハ集団の株式を所有していると明かした。ブルームバーグの富豪指数によれば、この株式を含む宗慶後の純資産額は216億ドル(約1369億元人民元)に至り、中国最大の検索エンジンである百度の創設者である李彦宏の純資産額134億ドル(約850億元人民元)を上回った。しかも李彦宏の純資産は前年同期比で3.8%減少している。
1日1500円しか使わない中国一の富豪
目下、宗慶後の資産は世界ランキング第23位で、アジアでは香港のトップである李嘉誠やインドの大富豪ムケシュ・アムバニに次ぐ。この66歳の全国人民大会代表はタバコを手放せず1日20ドル(約1500円)しか使わないという。数百億もの資産を持ちながら、彼は取材のときにも「実に楽しめません。」と語っている。彼の生活はとてもシンプルで、金遣いも周りで仕事をしている人に比べ非常につつましく、毎日タバコを吸い、お茶を飲む以外に他に使い道がないという。
ワハハ集団は中国経済のここ数十年の急速な成長で利益を得てきた。ワハハ集団の公式サイトによれば、同社は全国29の省にそれぞれ約60カ所の工場を持ち、飲料、食品、乳児用粉ミルク、子供服などを製造している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月10日