フェイスブックの業績が低迷 ITバブル崩壊の予兆か?

フェイスブックの業績が低迷 ITバブル崩壊の予兆か?。

タグ: フェイスブック,時価,ITバブル

発信時間: 2012-09-12 13:39:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フェイスブックは上場から険しい道程を歩んでいる。株価が半額まで急落し、先週は17.73ドルの最安値を記録した。現在までにフェイスブックの時価総額は500億ドル減少しており、「時価総額1000億ドル級」から降格し、現在の時価総額は406億ドルのみとなった。また多くのヘッジファンドがフェイスブック株を売り出しており、その影響を受けサービスの評判が下がっている。これと同時に、ITバブルの崩壊が懸念されている。

報道によると、フェイスブックの早期の投資家であるフィデリティの4つのファンドは今年7月、保有するフェイスブック株をすべて売却した。同時にフェイスブックの新規株式公開(IPO)の主幹事を務めたモルガン・スタンレーの9つのファンドも、大量のフェイスブック株を手放した。そのうちの一つのファンドは、12万5800株を売り払った。現在までに、米国の45ファンドが計180万株のフェイスブック株を売却している。

各ファンドのフェイスブック離れの他に、ゲーム会社もフェイスブックから離れている。中国の「ソーシャルゲームの第一人者」とされる張偉氏もこのほど、フェイスブックから離脱することを表明し、「昨年7月より、フェイスブックとゲーム会社は3:7の利益配分を実施した。またゲーム会社が得る70%のうち、20−40%が宣伝費用に充てられた。競争の激化、コスト高にも関わらず、プラットフォームの発展にボトルネックが出現した」と述べた。

人人網の陳一舟董事長は、「フェイスブックのゲームは昨年より急激に衰退している。フェイスブックの積極的なユーザーのうち、ゲームの利用者は2010年の50%から25%に半減した。フェイスブックには10数万種のアプリがあるため、中国国内のソーシャルゲーム会社が開発したゲームは、宣伝を行わなければその中に埋もれてしまうが、宣伝費が売上高に占める比率は50%以上に達する」と語った。フェイスブックの低迷により、その巻き添えを食った企業もある。フェイスブックにより成長したソーシャルゲーム会社のZyngaは、第2四半期に2280万ドルの赤字を計上し、株価が暴落し、時価総額が昨年の4分の1以下となった。人人網の株価も影響を被った。しかし陳董事長は、「スマートフォン等の端末によるモバイルネットゲームは、業界の重要な機会だ」と述べ、株価に対して懸念はないと表明した。

業界関係者は、「フェイスブックはSNS関連株のブームと低迷をリードしている。フェイスブックの低迷は、ITバブル崩壊の予兆かもしれない」と分析した。また、「フェイスブックの業績は、新時代のITバブル崩壊を意味するものではない。グーグル、アマゾン、アップル等の老舗企業は、依然として好調な業績をキープしているからだ」とする声もあがっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月12日

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