最新統計データによれば、中国市場において日系車の市場シェアは下降傾向にあり、2010年の23.5%から2011年には22.7%に、そして今年上半期はさらに22.3%に落ち込んでいる。昨年と比べ、今年8月のドイツ車は25.3%、アメリカ車は21.2%とそれぞれ伸びている。しかも、日系車市場シェアの落ち込みの原因は、主に経済減速の影響と日増しに加熱する釣魚島問題の影響だ。中国汽車(自動車)協会の董揚亦秘書長は、日系車の販売台数の伸びが他国に比べ伸び悩んでいるのは、領土問題に関係していると指摘している。
原因を突き詰めると、アナリストによれば、釣魚島問題の影響は、日系車が目下中国市場で大規模に展開しているプロモーションや輸入日本車の販売にかなりの響いている。南京にあるトヨタ4S店のスタッフの話では、目下、店に訪問する客数は減っており、購入済みのオーナーからは納車延期の希望が相次ぎ、今後の販売状況は見通しがつかないという。
そのほかにも、J.D.Powerアジア太平洋が、最近発表した2012年中国の新車購入意欲に関する研究では、中国人消费者の欧米者に対する購入意欲は2009年の25%から徐々に上昇し、2012年には35%になり、中でもドイツ車が突出している。もう一つの主流である日系車は、これまでの32%から今年は24%に落ち込んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」201年月日