両国間の不穏な政治情勢を背景とし、日本車は衰退の道を歩んでいる。しかし近年、中国という活況を呈した新興市場において、日本が誇りとした自動車製品は、現在と比べても、さほど良い業績を記録したことはない。科技日報が伝えた。
日本車の衰退は今に始まったことではない。近年、中国自動車市場における日本車のシェアは、低下を続けている。日本車の2010年のシェアは23.5%であったが、これが2011年には22.7%に下がり、今年上半期の時点で22.3%となった。ドイツ・米国・韓国の攻勢を受け、日本は野心と効率を失い、保守的で緩慢な経営、いわば「驕り」が見られるようになった。
製品戦略の失策は、日本車が低迷した原因だ。日本車は既存製品の優位を失う一方で、新たな細分化市場で競争力をつけることもできなかった。軽自動車で好評を博した日本車は、その現状に甘んじ、前進することを止めてしまった。フォルクスワーゲンが最新技術を搭載した新車を中国で発売すると、日本車は得意とする小型・中型セダン市場で、ドイツ・韓国にシェアを奪われてしまった。