新車の開発・発売のペースが最も分かりやすい一例だ。フォルクスワーゲン、シトロエン、および中国メーカーが相次いで新車を発売する一方で、日本車はアコード、カムリ、CR-Vといった古い主力ブランドに固執している。ドイツ車は新技術搭載の面で大胆な戦略を展開しているが、日本車は消費者の注目を引きつけていない。
新エネルギー車、特にハイブリッド車の領域において、日本車は古い殻に閉じこもっている。特許技術に対する過度な保護、共有・共存に対する意識の低さにより、高いハイブリッド技術を持つトヨタ等の日本メーカーは、中国で機先を制することができなかった。既存の車種も市場から離れており、際立った強みを持たない。プリウスやカムリは価格が高く、高級ブランドであるはずのレクサスはローエンド・低価格路線を歩んでおり、中国の新エネルギー車発展の中でチャンスをみすみす逃している。
「人民網日本語版」2012年9月18日