「2012年胡潤長者番付」が24日に発表された。娃哈哈(ワハハ)集団の宗慶後董事長(取締役会長)は800億元(約1兆円)の資産総額で1位に輝き、大連万達集団の王健林董事長が650億元(約8125億円)で2位、百度の李彦宏CEOが510億元(約6375億円)で3位となった。入選した1000人の富豪のうち、469人の資産総額が減少した。新京報が伝えた。
胡潤研究院は1999年より同番付を14年に渡り発表しており、入選者数が1000人に達したのは今年で5回目となる。
◆平均資産総額が5億元減
中国経済の成長率の低下を受け、業界の長者も苦しい家計を強いられている。入選した1000人のうち469人の資産総額が減少し、このうち資産総額が半減した長者は37人に達した。資産総額が増加したのは291人のみだった。
長者全体の平均資産総額も減少し、減少幅が5-54億元に達した。昨年1000位に入選した長者の資産総額は20億元であったが、今年は18億元に減少した。今年は太陽エネルギー、衣料品、小売業界の長者の資産総額が著しく減少した。また不動産業界の上場企業でも、長者の資産総額の減少が見られた。
注目すべきは、不動産業界の長者数が初めて追い抜かれ、製造業の長者数が1位となった点だ。同番付によると、製造業の長者数が全体の20.5%を占め、不動産業界が19.8%で2位となった。金融投資、資源、医薬品業界の同比率も高かった。