◆宗慶後氏が首位奪還
娃哈哈集団の売上・利益は2011年も増加を続けた。同社の80%の株式を保有する宗慶後一家の資産総額が120億元増となり、67歳の宗氏が800億元の資産総額で首位に返り咲いた。宗氏は2010年に中国一の長者となったが、昨年は三一重工の梁穏根董事長に追い抜かれた。
過去14年間で同番付の首位に2度輝いた経営者は宗氏が3人目で、これまでも国美電器の創設者の黄光裕氏と、中国国際信託投資公司(CITIC)の創設者の栄毅仁氏がこの偉業を達成している。
王健林氏(58)は650億元の資産総額で、昨年の6位から2位に浮上した。大連万達集団の昨年の売上は1051億元、純利益は79億元に達し、王氏の資産総額が44%増となった。李彦宏氏(44)は510億元の資産総額で、再び3位につけた。