今年の信用貸付増加規模、社会融資規模、広義マネーサプライ(M2)の増加を見ると、中国市場の流動性は完全に引き締められていない。また資金の分配が合理的でなく、経済成長が最も必要とする場所に、限り有る資金が投入されていない。
中央銀行はまた、世界各国による量的緩和政策の実施後、国際市場で氾濫する流動性が再び中国に流れ込むかについて注視しなければならない。資金が再び中国に流れ込めば、中国市場の流動性が再び氾濫する恐れがある。
中央銀行は現在、逆現先という金融政策ツールのみで市場の流動性を調整しているが、それは上述した内容に対する考慮によるものだ。これらを背景として、中央銀行金融政策所が取りうる措置は依然として、「不不変をもって万変に応ず」となっている。
「人民網日本語版」2012年9月27日