◆トヨタの緊急対策
業績改善に向け、トヨタは中国市場で対策を講じている。まずは大型車種の追加、ハイブリッドカーの国産化だ。トヨタの役員は先週開催された某フォーラムで、「当社は今後3年間に渡り中国で20車種の新車を発売する。この中には、ハイブリッドカー等の新エネルギー車4車種が含まれる」と明らかにした。また中国産のハイブリッドエンジンを搭載した新車が、中国合弁会社の一汽トヨタと広汽トヨタで1車種ずつ発売される。
トヨタは謙虚な姿勢で、中国市場を尊重するようになった。トヨタは9月20日に、RAV4の世界範囲のリコールを発表した。今回のリコール理由は、北米の一部のディーラーのアフターサービスで生じた問題であり、中国では同様のケースが確認されていない。しかしトヨタは中国でもリコールに踏み切った。トヨタはこれまで他社のように、中国市場をリコール対象から除外していたが、今回はそれとは対照的な措置となった。
崔副秘書長は、「中国市場はトヨタ、日本車にとって非常に重要だ。両国間の今回の領土を巡る摩擦を受け、日本車は戦略調整を加速し、中国市場をこれまで以上に尊重するようになるだろう」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年9月27日