中国の金融政策は米日に追随せず、緩和必要なし

中国の金融政策は米日に追随せず、緩和必要なし。 米連邦準備局(FRB)による量的緩和のQE3の実施が発表された後、日本銀行もこれを受けて、追加緩和を決定した。中国人民銀行は、「中国は引き続き穏健な金融政策を実施し、金融政策の独立性を保ち、米国と日本の金融政策には追随しないことを示している」との見方を示している…

タグ: 金融政策 日本銀行 QE3 量的緩和

発信時間: 2012-09-28 16:56:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

金融の緩和は資産のバブル化を招く

 

業界関係者は「FRBによるQE3は、米ドルへの逃避需要を緩和し、国際資本の流れは新興国市場へと転換する。中国へと資金が流入する可能性が高い。そのような背景の中、中国が金融緩和政策を実施すれば、一部の資産のバブル化を招くことは間違いなく、経済活動のリスクは高まる」と分析している。

中国社会科学院金融所国際金融・国際経済研究室のイェン小娜氏は「QE3により、米ドルと米ドル建ての資産価格には下落圧力がかかる。世界の投資家は新興国の資産への投資を拡大する可能性があり、ホットマネーの流入規模は拡大し、ペースも加速することで、一部の新興国の物価水準を押し上げ、資産価格バブルを招くことになる」と指摘している。

専門家は「国際的な通貨が一様に緩和されている中、ホットマネーの流入・流出を厳格に監視・管理すべきである。中国に流入するホットマネーを実態経済に向ける必要がある」と意見している。対外経済貿易大学中国国際通貨研究センターの孫華妤主任は「ホットマネーが流入したあとの動向に注意しなくてはいけない。実体経済の分野に投じられれば問題ないが、投機的な目的で使用されれば、資産のバブル化を招くことになる。関連部門は、資本の流入の窓口を効果的に監視・管理する必要がある」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月28日

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