◆土地の成約価格高騰
この頃、一線都市では高価格の土地が頻繁に出現している。不動産大手・鏈家地産の統計データによると、2011年第3四半期、北京市・上海市・広州市・深セン市の不動産用地のプレミアム率はわずか7.51%だったが、2012年第3四半期には23.12%まで上昇している。一部都市で土地が売りに出される過程において、底値の設定が高く、売り出し方法が競売に依存しすぎていることも、土地の成約価格を押し上げる要因になっている。
業界関係者は「不動産市場の売上が好調な時に、土地価格が高騰することは合理的な現象であり、この傾向は今後も続くと見られるものの、土地のコストが絶えず引き上げられれば、最終的には不動産価格にその付けが回ってくる」との見解を示している。