政治的空白
BRICs(ブリックス)に含まれる南アフリカの財務相は、「最悪の局面を避けるために、先進国は政策・改革のペースを加速する必要がある」と主張した。しかし日米欧は、それぞれ異なる課題を抱えている。
米国は11月に大統領選を控えており、現在は政治的空白期間に当たる。国民の注目は、財政の崖からの転落を防ぐための議論ではなく、大統領選の方に引きつけられている。欧州のスペインは金融引き締め策の強制的な実行に消極的で、支援要請をためらっており、危機への対応が遅れている。
日本では政局混乱が続いており、2012年度予算の国債を発行するための法案・ 特例公債法案が成立するかは、依然として未知数だ。13日に発表された国際通貨金融委員会(IMFC)の声明は、日本に対して同法案を早期成立するよう求めた。城島光力財務相は「最大限努力する」と約束したが、結果がどうなるかは不明だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月16日