15日に開幕した第112回中国輸出入商品交易会(広交会)の輸入展示場で、株式会社ALBEDOの山内直史社長は来場者に説明を行い、特別に作成した中国語のパンフレットを自ら手渡した。山内社長は、「今年初めて広交会に出展した。中国市場の先行きに期待しており、この場を通じて当社の商品を宣伝したい」と語った。中国新聞網が伝えた。
釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題の影響を受けつつも、同日開幕した広交会には17社の日本企業が出展し、中国市場開拓に向ける意欲を示した。輸入展示場では、日本企業のブースが各メディアの注目を集めていた。
山内社長は今回、自社開発の高性能スクリーンと、空間映像ディスプレー「グラスビジョン」を展示した。中日関係の緊迫化により、日本製品の中国進出に対してマイナス影響が生じているが、山内社長は両国間の貿易に対して楽観的な態度を持っている。山内社長は、「政治と貿易は別問題だ。良い商品を作れば、中国に需要が生まれるはずだ」と語った。