▽日系車の販売台数減少
北京市の亜運村自動車市場の遅亦楓副総経理(副社長)は、「これまで同市場の販売台数上位10車種のうち、1位から3位は決まって日系車が占めていたが、現在では日系車は10位のうち上位7位から姿を消した。釣魚島(日本名・尖閣諸島)の問題が長引けば、日系ブランドのディーラーは車が売れない事態に直面することになるだろう」と話す。
市場での劣勢に対応するため、日系車メーカーは早急に、かつ慎重に対応策を練っており、デモで壊された車を無料で修理する方針を打ち出しているところもある。だが遅副総経理によると、日系車の販売状況は不調で、その穴はすでにドイツ車、米国車、韓国車が埋めている。現在、日系車は自動車市場の主流から外れており、ドイツ車や米国車と同じ土俵に立つことはもはやできなくなったという。