日本財務省が10月22日発表したデータによると、9月の日本の鉄鋼輸出量は353万1000トンで、前月比で4.0%減少したが、前年同期比では8.0%増と、5カ月連続て増加した。一方で、輸出額は2838億円で、前年同期比で6.5%減と、4カ月連続の減少となった。輸入量は60万6500トンで、前月比で8.6%減、前年同期比で8.4%増だった。
輸出相手国別に見ると、9月のアジア向け輸出量は前年同期比で5.4%増の276万9000トン。うち、中国向け輸出量は49万2000トンで、同15.1%減となった。
アジア新興経済体向け輸出量は同15.4%増の109万4000トン、ASEAN向け輸出量は同20.1%増の108万1000トン、中東向け輸出量は横ばいの12万9000トン、ロシア向け輸出量は同13.0%減の1万5000トン、米国向け輸出量は同46.5%増の25万1000トン、EU向け輸出量は同44.3%減の2万5000トン。2012年上半期(4-9月)、日本の累計鉄鋼輸出量は同6.3%増の2162万1000トンだった。