◆純金利マージン縮小傾向
第3四半期、銀行の経営にかかる圧力は著しく上昇しているようだ。
2回の利下げ、更には預金金利の変動幅が拡大したことが、資産価値の再評価にもたらした影響は、第3四半期報告に表れるだろう」と某銀行関係者は言う。3%の1年物預金金利に従って概算した場合、預金金利が10%上がるだけで、銀行の主な収益源となっている金利差が30ベーシスポイント縮小する。23日付中国証券報が伝えた。
流動性が緩和傾向にあることで、銀行の貸付業務の資産価値が低下している。大手銀行業務部の責任者は「強い価格交渉力を盾に、一部大手企業は銀行による貸付金利の引き下げを求めている。預金と貸付の双方向からの圧力によって、銀行の経営にかかる圧力が増大している」と不満を口にした。