クレディ・スイス銀行はこのほど「グローバル・ウェルス・リポート2012」を発表し、世界的な不景気と欧州債務危機を背景に、各国の家計資産は今年、前年に比べて減少したと指摘した。資産減少が最も激しい地域は経済危機の打撃を受けた欧州とインドだった。環球時報が伝えた。
同報告によると、2012年に家計資産の増加が最も多かった国は米国、中国、日本で、減少が最も多かったのはフランス、ドイツ、イタリアだった。
富裕層の人数を各国別に見ると、米・日・欧の主要経済体が依然として上位にランクインした。報告によると、純資産が100万ドルを超える富裕層(ミリオネア)の人数は米国が1102万3千人で世界一、日本は358万1千人で2位、フランスは228万4千人で3位となった。中国は96万4千人で、米国、日本、フランス、イギリス、ドイツ、イタリアに次ぐ7位だった。以下、オーストラリア(90万5千人)、カナダ(84万2千人)が続いた。